第21回日本婦人科がん検診学会総会・学術集会

会長挨拶

 第21回日本婦人科がん検診学会を2012年10月20日(土曜日)東京で開催いたします。
 最近の婦人科がんの検診を巡る話題には、いくつかの重要な検討すべき課題があります。とくに、子宮頸がん検診においてはこの数年におきた様々な変化を確実にとらえ、近い将来を見据えた包括的な予防対策を的確にたてる必要があります。子宮頸癌ほど、検診(二次予防)とワクチン(一次予防)の重要性・有効性が確立されている癌は他にありません。一方で、検診やワクチンは公に行われる部分が多く、医療だけではなく行政・財政の関連や個人と集団の便益と弊害を考慮するアカデミアとしての医学研究が必要です。
 今年の学術集会では、子宮頸癌の予防に焦点を当てて、国内外の演者を交えて充実した議論を行いたいと考えています。具体的には、日本における子宮頸がん検診における液状処理細胞診やHPVテストの行政導入の試み、海外での子宮頸がん検診の最新の動き、子宮頸癌予防HPVワクチンを含む包括的な子宮頸癌予防の現在と将来について講演と討議を予定しています。また、海外で展開されている市民へのアドボカシー活動(Women against cervical cancer: WACC)の日本版をめざして、学会・自治体・検診機関・啓発団体の交流を図ります。
 産婦人科医や検診に従事する医師のみではなく、国や自治体保健担当者、議員、対がん協会活動や人間ドックの従事者、細胞検査士、保健師、看護師、助産師や一般市民、あるいは、メデイアの方々などの広い参加を募ります。海外演者の講演には同時通訳をつけて、日本にいながら直接に世界のリーダーの最新情報に耳を傾け、討議が出来るようにします。
 子宮頸がんで苦しむ日本の女性たちが少しでも減ることを希望して、多くの皆様の知恵と力を結集することを期待いたします。本会の開催にあたり多くの方々のご指導ご支援をいただいております。引き続きのご援助をよろしくお願い申し上げます。

第21回日本婦人科がん検診学会学術集会 会長
自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科
今野  良

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